年中行事2025年11月9日

どんど焼きとは？いつ燃やすの？地域別の違いも徹底解説

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どんど焼きは、お正月に使った飾りや書き初めを火で燃やして、一年の健康や幸せを祈る行事です。

地域によって呼び方や行う日が少しずつ違います。

どんど焼きについて、詳しい内容や地域別の違いなど解説してまいります。

Contents

どんど焼きとは？

どんど焼き（どんと焼き・左義長とも呼ばれる）とは、お正月に飾った門松やしめ縄、書き初めなどを神社や広場で燃やす日本の伝統行事です。

火で清めて神様をお送りし、1年の無病息災や家内安全を祈ります。

もともとは、正月に家々を訪れていた歳神様（としがみさま）を炎とともに天へ見送るための行事です。

火にあたったり、燃やした火で焼いた餅を食べると「健康で幸せに過ごせる」と言われています。

地域によって日付は少し違いますが、全国的に次のような時期です。

つまり多くの地域では、1月15日（小正月）前後 に行われるのが一般的です。

正月飾りを持ち寄る
門松・しめ縄・書き初め・お守りなどを近くの神社や会場へ。
※プラスチック・金属・ビニールなどは外すのがマナー。

やぐらを組む
竹や藁で塔のような「やぐら」を作り、その中に正月飾りを入れる。

火入れ（点火）
神主さんのお祓いのあと、火をつけて燃やします。
炎は歳神様を天に送る象徴とされます。

火で餅や団子を焼く
竹の先に刺した団子や餅を炙って食べると「健康になる」「虫歯にならない」と言われます。

この団子を「繭玉（まゆだま）」「団子花」などと呼ぶ地域もあります。

地域	名称	特徴
東北（宮城・福島など）	さいと焼き／どんと祭	神社で盛大に行い、参拝客も多い。仙台の「大崎八幡宮どんと祭」が有名。
北陸（新潟・富山など）	左義長（さぎちょう）	書き初めを燃やし、炎が高く上がると字が上達すると言われる。
関西（滋賀・奈良など）	左義長祭り	各町が華やかな山車を出す「左義長まつり」として観光行事化している場所も。
九州（福岡・熊本など）	鬼火焚き／オンビ／おんだんじ	竹を使った大きな炎で、子どもたちが参加してにぎやか。

燃やしていいもの

・正月飾り（しめ縄・門松）

・書き初め

・お守り、お札（古いもの）

燃やしてはいけないもの

・ビニール、プラスチック、金属、針金

・ガラス、缶

・キャラクター飾りなど神事に関係ない物

　※燃やせないものは神社の「お焚き上げ」に出すとよいです。

・正月に来た歳神様を炎とともに送る行事

・火にあたると健康・無病息災

・焼いた団子や餅を食べると1年元気で過ごせる

・地域によって呼び方・日程が違う