冬至の食べ物は?かぼちゃとゆず湯で健康を守る!
1年の中で最も昼が短く、夜が長い日「冬至(とうじ)」。
この日は昔から、健康と幸運を願って特別な食べ物や風習が伝えられています。
代表的なのが、栄養たっぷりのかぼちゃを食べること、そして香りのよいゆず湯に入ることです。
どちらも寒い冬を元気に過ごすための知恵がつまっています。
冬至(とうじ)とは?
冬至は、1年でいちばん昼が短く、夜が長い日になります。
だいたい 12月22日ごろ にあたります。
この日を境に、少しずつ昼が長くなっていくため、昔の人は「太陽の力がよみがえる日」としてお祝いしたり、健康を願ったりしてきました。
冬至に食べる代表的な食べ物

① かぼちゃ(南瓜=なんきん)
● 食べる理由
昔の日本では、冬は野菜がとれにくく、栄養不足になりやすい季節でした。
そこで、長く保存できるかぼちゃを食べることで、栄養をとって風邪を防いだのです。
また、かぼちゃの別名「なんきん」には「ん」が2つ入っており、
昔から「“ん”のつく食べ物を食べると“運(うん)”がつく」とされて、縁起が良いと考えられていました。
● 栄養と効果
ビタミンA・C・E が豊富 → 風邪予防、免疫力アップ
βカロテン → 肌や粘膜を健康に保つ
食物繊維 → 便秘改善
つまり、寒い季節に体を守るための理想的な食べ物です。
● 食べ方の例
かぼちゃの煮物(いとこ煮)
→ 小豆と一緒に煮て、邪気をはらう意味もあるかぼちゃのスープ
かぼちゃの天ぷら
かぼちゃのサラダ など
冬至に欠かせない習慣

② ゆず湯(柚子湯)
● 入る理由
冬至の日に「ゆず湯に入ると一年中風邪をひかない」といわれています。
ゆずの香りや成分には、健康やリラックス効果があるからです。
また、語呂合わせで「ゆず(融通)がきく」「冬至(湯治)をする」ともいわれ、
体を清め、新しい年を気持ちよく迎える意味もあります。
● 効果・効能
血行促進 → 体を芯から温める
疲労回復 → ゆずの香りがリラックス効果
お肌すべすべ → ビタミンCが豊富
邪気をはらう → 縁起の良い香りで運気アップ
● ゆず湯の入れ方
ゆずを丸ごと数個お風呂に入れる
皮をむいて袋に入れてもOK(刺激が強い場合)
入浴後はしっかり体をふいて保湿を
「かぼちゃ」と「ゆず」で健康を守る!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 行事名 | 冬至(12月22日ごろ) |
| 食べ物 | かぼちゃ(なんきん) |
| 風習 | ゆず湯に入る |
| 意味 | 太陽の復活・健康祈願・運気アップ |
| 効果 | 栄養で体の中から、ゆず湯で体の外から健康を守る! |
まとめの一言
冬至は、
「かぼちゃで栄養をとり、ゆず湯で体を温めて、一年を元気に過ごすための日」
なんです。
最後のまとめ
冬至は、1年でいちばん寒さが深まる時期に、健康と運を願う大切な日です。
栄養たっぷりのかぼちゃを食べて体の中から元気に、ゆず湯に入って体の外から温まることで、
風邪を防ぎ、1年を健やかに過ごせると言われています。
昔から受けつがれてきた冬至の知恵を大切にして、寒い冬を元気に乗り切りましょう。

