小学校で学ぶ「緑の羽根募金」とは?赤い羽根との違いは?

みなさんは、学校で「緑の羽根募金」や「赤い羽根募金」という言葉を聞いたことがありますか?
どちらも羽根をシンボルにした募金活動ですが、集められたお金の使い道や目的には大きな違いがあります。
今日は、小学校でも学ぶ「緑の羽根募金」と「赤い羽根募金」の違いについて、わかりやすくお話しします。
緑の羽根募金とは?
目的:森林を守り育てる活動のために行う募金活動です。
主な使い道
学校や地域での植樹活動
森林の保全(間伐・下草刈りなど)
山や森を守るための環境教育活動
森林ボランティアや自然体験学習の支援
実施時期:全国的に春(4〜6月ごろ)が多いが、地域によって異なります。
運営団体:公益社団法人「国土緑化推進機構」や各都道府県の緑化推進委員会が中心とな ります。
特徴:募金すると「緑の羽根バッジ」が渡される。小学校では自然学習や校庭の植樹と結びつけて実施されることが多い。
赤い羽根共同募金とは?
目的:福祉活動を支える募金活動です。
主な使い道
高齢者や障がい者を支える地域福祉
子どもや子育て家庭の支援
災害被災地への義援金や復興支援
福祉施設の整備や地域ボランティア活動への助成
実施時期:全国一斉に 毎年10月1日〜翌年3月31日まで。
運営団体:社会福祉法人「中央共同募金会」および各地域の共同募金会。
特徴:募金すると「赤い羽根」がもらえる。戦後から続く歴史があり、知名度が高い。
緑の羽根 vs 赤い羽根 違いまとめ
項目 | 緑の羽根募金 | 赤い羽根共同募金 |
---|---|---|
目的 | 森林の保護・緑化・環境教育 | 福祉活動・災害支援・地域づくり |
運営団体 | 国土緑化推進機構 | 中央共同募金会 |
主な活動内容 | 植樹・森林保全・環境学習 | 高齢者・子ども支援、ボランティア活動 |
時期 | 主に春(地域差あり) | 秋(10月〜翌年3月) |
目印 | 緑の羽根バッジ | 赤い羽根 |
対象 | 学校や子ども中心、自然保護に関心ある人 | 全国民、特に地域福祉に関心ある人 |
ポイント
学校でよく行う「緑の羽根募金」は、自然を守る活動につながる。
「赤い羽根共同募金」は、地域の人を支える活動につながる。
どちらも「羽根」をシンボルにしているけれど、目的と使い道が大きく違う。
まとめ
「緑の羽根募金」は森や自然を守る活動に、「赤い羽根募金」は地域の人々を助ける活動につながっています。
どちらも私たちが暮らす社会をより良くするための大切な取り組みであり、小学生のうちから参加することで「自然を大切にする心」や「人を思いやる気持ち」を学ぶことができます。