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第2回 京都クラフトアンドデザインコンペティション(京都市左京区)

第2回 京都クラフトアンドデザインコンペティション(京都市左京区)
出典:京都伝統産業ミュージアムhttps://kmtc.jp/tft/より引用

京都クラフトアンドデザインコンペティションは、京都伝統産業ミュージアムで開催される工芸のコンペ展です。

国内外100件以上の応募から選ばれた約70点の入選作品を職人・作家部門と学生部門で展示しており、伝統技術と新たな表現を観賞できます。

主催は京都伝統産業ミュージアム(運営:株式会社京都産業振興センター)、共催に公益財団法人京都伝統産業交流センターが加わります。

目的とテーマ

伝統×革新で未来を拓く

第2回目のコンペティションのテーマは、「守・破・創:伝統工芸の継承と革新」です。

このテーマは日本の伝統的な芸術思想を引用しつつ、現代のデザインやものづくりの方向性を示すものとして扱われています。

  • 守(しゅ):伝統的な技術・技法・素材の尊重と継承

  • 破(は):既存の枠組みを問い直し、変化や改革を取り入れる

  • 創(そう):未来の価値観を創造し、次世代につながる新しい工芸表現を生む

このように、単に伝統技術を守るだけでなく、それを現代社会や未来のライフスタイルに合わせて再解釈し、新たな価値を生む提案を求めています。

応募部門・対象

「第2回 京都クラフトアンドデザインコンペティション」は2つの部門で作品を募集しました。

職人・作家部門

  • 京都にゆかりのある伝統工芸の職人・作家

  • 長年培ってきた技術や手法を持つ方の応募対象

  • 伝統的素材・技法を用いながら、実生活にもマッチする工芸品の提案を対象

学生部門

  • 全国の芸術系大学生・専門学校生や工芸系教育機関で学んでいる学生が対象

  • 未来の工芸やデザイン業界の新たな担い手としての創造性を期待

応募作品は、いずれの部門も「伝統と現代性の調和」という視点を持ち、時代のニーズや生活シーンにフィットすることが望まれます。

応募スケジュール

応募受付期間:

  • 2025年 8月18日(月)〜11月16日(日)

応募料:

  • 職人・作家部門:5,000円(税別)

  • 学生部門:2,500円(税別)

一次審査・作品提出・展示期間(予定):

  • 一次審査通過後、2026年 1月29日〜31日に作品提出

  • 展示・最終審査:2026年2月7日〜3月22日

  • 授賞式:2026年3月22日(日)

この期間設定は、コンペティション全体を通して応募から展示、そして受賞へと繋がる一連の流れを体感できる構成になっています。

賞・特典

賞金

  • グランプリ:100万円

  • 学生部門賞:30万円

  • オーディエンス賞(来場者投票により決定):10万円

  • その他特別賞・協賛賞なども予定されています。

受賞者には賞金のほか、審査員からのアドバイスやネットワーク支援、京都伝統産業ミュージアムでの展示・販売の機会や、ミュージアムショップおよびオンラインショップでの取り扱い支援など、実務的な支援が提供される場合もあります(応募要項より詳細)。

展示・審査

入選作品はまず一次審査を経て、約70点前後が「京都伝統産業ミュージアム」(京都市左京区)の展示スペースにおいて紹介されます。

展示期間中は一般の来場者による投票(オーディエンス賞)も実施され、クリエイターの提案を直接評価する機会が設けられます。さらに、プロの審査員による最終審査も行われ、総合的な評価から受賞作品が決定します。

展示会では、国内外から集まった応募総数約138点の中から選ばれた幅広い年齢層・背景を持つ作品が並ぶ予定です。多様な技術・素材・表現によって、京都の伝統を再発見すると同時に未来の工芸の可能性が示されます。

意義・文化的背景

出典:京都伝統産業ミュージアムhttps://kmtc.jp/tft/より引用

京都は古都として日本の伝統工芸が集積した地域であり、多くの工芸職人やデザイナーが歴史的な技術と向き合ってきました。

そうした背景を踏まえ、本コンペティションは単なる技術展示ではなく、「伝統をどう未来へ継承し、社会に発信するか」という点に主眼が置かれています。

伝統工芸が抱える課題(後継者不足、現代ニーズとのズレ、国際市場への展開など)に対して、若手や異分野のクリエイターを巻き込むことで新たな活力を生み出すことが期待されています。

また、展示を通じて一般来場者の理解を深めることで、社会全体に伝統工芸への関心を促進する役割も果たしています。

今後の展望

このコンペティションは、単年度のイベントを超えて、京都の伝統・クラフト文化とデザイン界をつなぐ長期的な文化プラットフォームへと成長する可能性を持っています。

受賞作品や参加者のネットワークが拡大すれば、国内外の展覧会や商品展開の道が開かれることも期待されます。

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