2026千歳・支笏湖氷濤まつり ~氷の美術館~(北海道千歳市)

2026年の「千歳・支笏湖氷濤(しこつこひょうとう)まつり ~氷の美術館~」について、基本情報や見どころ、アクセスなどくわしく解説します。
基本情報
開催期間:2026年1月31日(土)〜2月23日(月・祝)
時間:10:00~20:00。ライトアップは16:30~20:00。
会場:北海道千歳市・支笏湖温泉
入場料:中学生以上 1,000円、小学生以下は無料です
問い合わせ先:国立公園支笏湖運営協議会(電話:0123-23-8288)
見どころ・魅力

氷のオブジェと「氷の美術館」コンセプト
支笏湖の湖水をスプリンクラーで骨組みに吹き付けて凍らせることで氷像を作成、その数は大小さまざまで、約30基ほどが立ち並びます。
昼間には、支笏湖の透明度の高い水を反映した「支笏湖ブルー」と呼ばれる青みがかった氷の輝きが楽しめます。
夜になると、カラフルなライトアップが施され、幻想的かつアート的な氷空間に変化します。
「氷の美術館」というテーマの通り、シンプルながら芸術性の高い氷像を中心に、美しさをじっくり見る演出がされています。
代表・特徴的な氷像やアトラクション
ブルータワー:高さ13mというシンボリックな氷像があり、まつりの中心的存在です。
苔の洞門:氷で作られた洞窟に、針葉樹を模した構造を施し、緑色のライトで苔が生えているように見せる演出があります。
アイスシャンデリア:氷でできたシャンデリアが登場。光が乱反射して、非常に幻想的。夜の鑑賞がおすすめです。
子ども向けアトラクション:氷の滑り台やトンネルもあり、子どもから大人まで楽しめます。
氷濤神社:氷の壁にお賽銭(小銭)を貼る風変わりな神社があるという情報もあります(一部案内で紹介)。
体験・演出要素
会場には「アイスキッチン」という飲食スペースがあり、そこではマシュマロなどを買って、焚火で焼いて楽しむことができます。
昼と夜で雰囲気が大きく変わるため、両方の時間帯で訪れると見どころがより深く味わえます。
冬の寒さが非常に厳しいため、防寒対策が重要。
観覧には1時間~2時間ほどを見込むのが一般的とされています。
アクセス・便利情報
シャトルバス(氷濤 BLUE LINER):新千歳空港 → JR千歳駅 → 支笏湖温泉を結ぶ臨時バスが運行しています。予約が必要です。
運賃(片道):大人 2,000円、子ども 1,000円。
駐車場:約400台(冬期間でも無料)あり。
アクセス目安:JR千歳駅からバス+徒歩で約44分
温泉:会場周辺には支笏湖温泉が点在、冷えた体を温めるのに最適です。
渋滞・混雑:特に夜間・週末は駐車場渋滞が発生しやすいため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
歴史・背景

この氷濤まつりは1960年代後半~1970年代から始まっており、2026年で 48回目 の開催になります。
制作は、支笏湖で働くガイドや漁師、レンタルボート会社のスタッフなどが中心となっており、地域の自然を活かした手作業の氷像づくりが行われています。
氷像づくりは11月下旬~12月下旬にかけて骨組みを作り、12月下旬以降、湖水を吹き付けて徐々に凍らせます。1月には24時間体制で霧吹き作業をします。
注意点・準備アドバイス
防寒対策を徹底
非常に寒いので、厚手のコート、手袋、帽子、暖かい靴(滑りにくいもの)が必要。時間帯の使い分け
昼の青く輝く氷像(支笏湖ブルー)を見たいなら日中に、幻想的なライトアップ空間を楽しみたいなら夕方以降に訪れるのがベストです。バス予約
「氷濤 BLUE LINER」は完全予約制です。早めの予約をしましょう。混雑対策
週末・祝日やライトアップ時間帯は会場や駐車場が混みやすいため、早めに到着するプランが安心です。滞在時間の見込み
一回り見るのに1〜2時間を見ておくとよいでしょう。温泉利用
会場近くの温泉に立ち寄って、冷えた体を温めるのもおすすめです。
総 評
千歳・支笏湖氷濤まつり「氷の美術館」は、自然の水を使った氷像アートが特色のとても美しい冬の祭りです。
昼と夜で異なる表情を見せる「支笏湖ブルー」とライトアップされた幻想空間の二面性は、見る人を魅了します。
子どもも大人も楽しめる滑り台や洞窟などの体験要素もあり、観光とアートがうまく融合したイベントです。
もし北海道旅行で冬に行くなら、このまつりは写真映えも楽しさも非常に高く、支笏湖温泉への宿泊も含めたプランを立てる価値があります。

