七夕の歌の歌詞・笹の葉さらさら、五色、のきばなどの意味とは?

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七夕の時期になると「笹の葉サ~ラサラ~」から始まる歌を耳にしますよね。

これは七夕の歌ですが、子どもの頃、歌詞の意味も分からず歌っていたのではないでしょうか?

「のきば」「金銀砂子」「五色の短冊」の意味ってなんだろう・・・

大人になり、お子様に歌詞の意味について聞かれるかも知れませんよね。

その時、きちんとお子さんに答えてあげる自信はありますか?

そこで今回、七夕の歌詞の意味について詳しく調べてみましょう。

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正式なタイトルと歌詞全文

この歌の正式なタイトルはたなばたさま」です。

「たなばたさま」は、1941年(昭和16年)3月に文部省発行の「うたのほん 下」に掲載された唱歌です。

たなばたさま
作詞:権藤はなよ
補作詞:林柳波
作曲: 下総皖一

笹の葉さらさら のきばに揺れる
お星さまきらきら 金銀砂子

五色のたんざく 私が書いた
お星さまきらきら 空から見てる

「たなばたさま」歌詞の単語の意味は?

それでは「たなばたさま」で使われる「のきば」「金銀砂子」「五色の短冊」の、単語の意味を解説していきましょう。

「のきば」の意味は?

のきばとは、漢字で表すと「軒端」となり、軒の端っこを意味しています。

軒は太陽の光や、雨や風をしのぐため、屋根の下に壁から張り出すように作られた部分のところをいいます。

庇(ひさし)または、軒下(のきした)や軒先(のきさき)とも呼ばれています。

「金銀砂子」の意味は?

読み方は「きんぎんすなご」になります。

意味として「星々が光り輝いている様子」を表しているとされています。

その中の砂子(すなご)の意味は、金箔や銀箔を細かい粉にしたもので、蒔絵(まきえ)や襖(ふすま)、また色紙の装飾に使われています。

「五色の短冊」の意味は?

読み方は「ごしきのたんざく」になります。

この「五色」とは、
「青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)」のことを表しています。

五色は、古代中国の陰陽五行説に由来しており、万物は「陰・陽」の二気、「木・火・土・金・水」の五行で成り立っており、日本の文化にも深く関係しています。

五色 五行 意 味
青(緑) 徳を積む・人間力を高める
父母や祖先への感謝の気持ち
信頼、知人友人を大切にする
義務や決まりを守る
黒(紫) 学業の向上
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歌詞の意味と解説

笹の葉さらさら のきばに揺れる
軒端の笹の葉が、夏の夜風に吹かれてさらさらと揺れている。

お星さまきらきら 金銀砂子
夜空の星々は金銀の砂子のようにきらきらと光り輝いている。

五色のたんざく 私が書いた
笹に飾られた五色の短冊には、子供たちが楽しい気持ちで願いごとを書いており、「わたし」という言葉には、子どもたちに共感しながら歌って欲しいという気持ちがこめられています。

お星さまきらきら 空から見てる
子どもたちの楽しそうな様子を、夜空にきらきらと輝くお星様が空から見守っている。

 

≪合わせてこちらの記事も参考にしてください≫

まとめ

いかがでしたでしょうか。

子どものころ、「たなばたさま」の歌詞の意味もよく分からず歌っていた方も少なくなかったと思います。

しかし、これまでの解説で歌詞の意味が分かりましたよね。

是非この機会に、この歌の意味を教えながらお子様と一緒に歌ってみてはいかがでしょうか。

 

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